1.1  1.2  1.3  1.4  R1

1.2 クロアチア語ってどんな言葉?

What Is the Croatian Language Like?


クロアチア語の仲間

勉強2日目の今日は、イギリスのBBC放送のホームページで、クロアチア語の仲間について調べてみるね。クロアチア語は、スラヴ語派 (Slavic languages または Slavonic languages) で、ロシア語に似ていることがわかったよ。さらに細かく分けると、ロシア語は東スラヴ語群で、クロアチア語は南スラヴ語群なんだって。

南スラヴ語群の言語

 Slovene (スロベニア語)
 Serbian (セルビア語)
 Bosnian (ボスニア語)
 Croatian (クロアチア語)
 Macedonian (マケドニア語)
 Montenegrin (モンテネグロ語) ← かつてはセルビア語の方言として分類されていました
 Bulgarian (ブルガリア語)



  1. オーストラリアの公共放送SBSラジオのホームページでクロアチア語を聞いてみましょう。スピーカーボタン(▶)を押すと音声が流れます。(出だしの15秒ほどは英語です。) このホームページでは、クロアチア語だけではなく世界のいろいろな言語でニュースが聞けます。ほかの南スラヴ語群の言葉も聞いてみましょう。セルビア語はここで、ボスニア語はここです。
  2. クロアチア国営放送(HRT)ラジオ版ストリーム放送も聞いてみましょう。こちらのほうはニュースだけでなく、いろいろな音楽(英語の音楽を含む)も流れます。
         HR1 (別ウィンドウでプレーヤーが開きます)

    HR1 - ニュース、政治関連、音楽など
    HR2 - 音楽、スポーツ関連、スポーツニュース、サッカー中継など
    HR3 - 音楽、クラシック音楽、いろいろな音楽のコンサート、音楽ドキュメンタリーなど

  3. 第1日目にやったのと同じように、地図をイメージ検索して下の国々の位置を確認しましょう。ついでにそれぞれの首都も探してみましょう。
  4. Croatia (クロアチア)
    Slovenia (スロベニア)
    Bosnia and Herzegovina (ボスニア・ヘルツェゴビナ)
    Macedonia (マケドニア)
    Serbia (セルビア)
    Montenegro (モンテネグロ)

    参考:2006年6月、モンテネグロが独立したため、「セルビア・モンテネグロ」という国名は消滅しました。

旧ユーゴスラビア

南スラヴ語群の言語は、ブルガリアを除き、すべて旧ユーゴスラビアの国々のものですね。Exercise 2 で探した国々は、もともとユーゴスラビアだったところです。クロアチアは1991年にユーゴスラビア社会主義連邦共和国から独立しました。(クロアチア紛争 1991-1995年)

特に、南スラヴ語群の中の三つ、Serbian(セルビア語) Bosnian(ボスニア語) Croatian(クロアチア語) は 、文法的にはほとんど同じで方言程度の差しかないので、旧ユーゴスラビア時代は三つ一緒に Serbo-Croatian (セルボ・クロアチア語)と呼ばれていたこともあります。違いの一つは、クロアチア語は英語のようにラテン文字を使い、セルビア語は(特に公文書では)ロシア語のようにキリル文字を使う、ということ。(ただし、セルビア語でラテン文字を使うこともありますし、ボスニア語ではどちらも使います。)ユーゴスラビアが解体された後、人々の意識の間で言語の系列も解体されました。それまで Serbo-Croatian の方言として考えられていたボスニア語までもが独立した形で「ボスニア語」と呼ばれるようになりました。

クロアチア語が分かると、ほかの南スラヴ言語も、ある程度までは一気に分かることになります。

解説:
「クロアチア語には標準語がない?!」
「クロアチア語とセルビア語の違いを簡単に見分ける方法」
「クロアチア語、ボスニア語、セルビア語の間の深い溝」
「ボスニア語を話すのは誰?」

旧ユーゴスラビアの国々の地図

旧ユーゴスラビアの国々の地図


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