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5.1 お目にかかれて嬉しいです

Nice to Meet You

「お目にかかれて嬉しいです。」Nice to meet you.

麻里子ちゃんが、クロアチアからの留学生を家に連れてきたよ!大学で知り合ったんだって。「お目にかかれて嬉しいです。」Nice/pleased to meet you. という意味の Drago mi je. (ドラーゴミエ)を使って挨拶したよ。Milo mi je. (ミロミエ)と言うことも出来るけど、それは古風な言い方らしい。
 

Dialogue/会話例

Kamegoro: Zdravo! Ja sam Kamegoro. Kako se zoveš? 

Emilija:  Zovem se Emilija. Drago mi je, Kamegoro.

Kamegoro: Drago mi je, Emilija. Odakle si?

Emilija: Ja sam iz Bosne i Hercegovine.

Kamegoro: Da li si Bosanka?

Emilija: Nisam. Ja sam Hrvatica, ali živim u Međugorju u Hercegovini. A ti? Da li si ti Japanac?

Kamegoro: Jesam. Živim s Mariko.


日本語訳

亀吾郎:こんにちは!僕は亀吾郎です。お名前は何ていうんですか?
Kamegoro: Hello! I'm Kamegoro. What's your name?

エミリヤ:エミリヤといいます。お目にかかれて嬉しいです、亀吾郎くん。
Emilija: My name is Emilija. Nice to meet you, Kamegoro.

亀吾郎:僕も嬉しいです、エミリヤさん。どこ出身ですか?
Kamegoro: Nice to meet you too, Emilija. Where are you from?

エミリヤ:ボスニア・ヘルツェゴビナ出身です。
Emilija: I'm from Bosnia and Herzegovina.

亀吾郎:ボスニア人ですか?
Kamegoro: Are you Bosnian?

エミリヤ:いいえ、クロアチア人です。でも、ヘルツェゴビナのメジュゴリエに住んでいます。あなたは?日本人なんですか?(っていうか亀ですが・・)
Emilija: No, I'm Croatian, but I live in Međugorje in Herzegovina. And you? Are you Japanese?

亀吾郎:はい、そうです。麻里子ちゃんと一緒に住んでるんです。
Kamegoro: Yes, I am. I live with Mariko.

  • 二人を比べているので、Da li si ti Japanac? というときに主語の ti は省略されません。
  • đ を入力できない古いコンピューターや、クロアチア語のフォントを表示できない環境を考慮して、đ のかわりに dj と綴られることがあります。その場合は、メジュゴリエが Medjugorje となります。例えば、Anđela (アンジェラ)という女性名もそうです。本当は Anđela ですが、便宜上、Andjela と綴られたりします。手書きのときは常に đ のほうを使ってください。

 「私は麻里子と一緒に住んでいます。」 I live with Mariko.

「・・・と(一緒に)」というのは、クロアチア語の前置詞 s (ス)や sa (サ)を使うんだ。両方とも同じ意味だけど、s や z で始まる語の前では sa が使われるよ。そのほうが発音しやすいんだって。

Živim s Mariko. 僕は麻里子ちゃんと一緒に住んでいます。 I live with Mariko.
Živim sa Sachiko. 私は沙智子と一緒に住んでいます。 I live with Sachiko.

Mariko や Sachiko みたいな外国の名前は s (sa) の後もそのままでいいんだけど、普通の名前の場合は語尾が変化するよ。基本的には、語尾が om か em で終わるようにすればいい。

  • 子音で終わる名前には om を付ける。
    • s Ivanom イヴァンと
  • o の音で終わる名前には m を付ける。
    • s Markom  マルコと
  • a の音で終わる名前には語尾の a を取って om を付ける。(女性名のほとんどはこのパターン)
    • s Marom (Mara  →  Marom) マラと
    • s Ljiljanom (Ljiljana  → Ljiljanom) リリヤナと
    • s Ivanom (Ivana  → Ivanom) イヴァナと
  • s Ivanom は、Ivan (男性名)と Ivana (女性名)の両方が考えられます。しかし、見かけは同じでも、下記のように発音を使い分ける人が多いです。
    • スィヴァノム → 男性名の Ivan
    • スィヴァノーム → 女性名の Ivana (注:両方とも同じ発音で言う人もいます。)
  • i の音で終わる名前には em を付ける。(母音が二つ重なる場合は j を間に入れます。)
    • s Rudijem (Rudi + j + em) ルーディと
    • s Martijem (Marti + j + em) マルティと
  • e の音で終わる名前は、変化のしかたが2種類あります。
    1.   e の前が j や i の音だったら m を付ける
      • s Hrvojem (Hrvoje + m) フルヴォイェと
    2.   e の前が j や i の音でない場合は e を取って om を付ける
      • s Jurom (Jure  → Jurom) ユレと
      • s Antom (Ante  → Antom) アンテと
      • s Stipom (Stipe  → Stipom) スティペと
      • s Milom (Mile  → Milom) ミレと
      •   注記:稀に、sa Miletom となることがあります。 Jure Ante Stipe Mile は、それぞれ男性名です。
  • u で終わる名前はほとんどが外国名なので、そのままです。

例外集

  • クロアチア人の名前のうち、語尾が母音の名前の場合、一般的に女性名は a で終わり、男性名は o で終わります。このパターンにあてはまらない外国名はそのままになります。
    • s Kaoru 薫と
    • s Yuki 由紀と
    • s Mariko 麻里子と (o で終わる女性名)
  • 外国名でも o で終わる男性名や、 a で終わる女性名の場合は、普通に変化させます。
    • s Kamegorom (Kamegoro + m) 亀吾郎と
    • s Rinom (Rina → Rinom) 利奈と
  • 外国名の場合、変化させずにそのまま om を付ける場合もあります。
    • s Lukeom Wilsonom ルーク・ウィルソンと
  • 二人以上の場合はそれぞれの名前をルールに従って変化させます。
    • s Milom i Rinom ミレと利奈と with Mile and Rina
    • Kamegoro priča s Mariko i Emilijom. 亀吾郎は麻里子とエミリヤと話している。 Kamegoro talks (is talking) with Mariko and Emilija.
前置詞 s, sa (・・・と一緒に) with...
語尾 ending 語尾に付けたす文字
子音
consonant
(a i u e o 以外) om
母音 vowel -a a を取って om を付ける
-i (j)em
-u 外国名なのでそのまま
-e -je m
-je 以外 e を取って om を付ける
-o m

 

Exercises
  1. 「こんにちは、亀吾郎。お目にかかれて嬉しいです。」とクロアチア語で言ってみましょう。   Hello, Kamegoro. Nice to meet you.
  2. 「麻里子は亀吾郎と北海道に住んでいます。」とクロアチア語で言ってみましょう。   Mariko lives with Kamegoro in Hokkaido.
      ヒント:[・・・に」の言い方 Lesson 3.4
  3. メジュゴリエ (Međugorje) の場所を地図でみてみましょう。
       Google Maps を使います。メジュゴリエの地図へのリンクはここ(日本語版)とここ(英語版)。

   (Exercises の答えは、このページの一番下にあります。)


Notes

前置詞 sa(または s)のそのほかの使用例

「女友達と一緒に with a (female) friend 」  語尾の a を取って om を付ける
prijateljica(女性単数形)→ s prijateljicom
「男友達と一緒に with a (male) friend 」 j を i の音とみなして em をつける。
prijatelj(男性単数形)→ s prijateljem
「両親と一緒に with parents」 複数形なので ima をつける。(複数形はまだ習っていません!)
roditelji → s roditeljima

ボスニア・ヘルツェゴヴィナに住むクロアチア人  Croats in Bosnia and Herzegovina

CIAの統計によると、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの人口およそ386万人のうち、ボシュニャク人(ムスリム)が 50.1%、 セルビア人が 30.8%、 クロアチア人が 15.4%、 その他が 2.7%、無回答 1%、となっています(2013年)。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナに住むクロアチア人が自己紹介をするときは、クロアチア人として名乗るのが一般的です。たとえば、この課で登場したエミリヤさんは、クロアチア人女性 Hrvatica でもあるし、同時にヘルツェゴヴィナの女性 Hercegovka (英語ではHerzegovinian)でもあるわけですが、「私はヘルツェゴヴィナ出身のクロアチア人です」という自己紹介の仕方になるのが普通です。(参考:国籍の言い方 Lesson 3.1

ボスニア・ヘルツェゴヴィナに住むクロアチア人はクロアチアの国籍も与えられており(つまりボスニア・ヘルツェゴヴィナとクロアチア両方の国籍を持ち、パスポートも二つ持つことが出来る)、クロアチアでの選挙権もあります。それで、エミリヤさんのようにクロアチアの大学に通うこともできるわけです。

2004年頃に法律が変わり、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの身分証明証があれば (たとえボシュニャク人やセルビア人でも) パスポートなしでクロアチアに行けるようになったそうです*。

参考:「ヘルツェゴビナってどこからどこまで?」


*追記:2013年7月1日にクロアチアがEU(欧州連合)に加盟したため、その前後から状況が変わりました。ボスニア・ヘルツェゴヴィナからクロアチアに入国するには、必ずパスポートが必要になりました。

Exercise の答え

1) Zdravo, Kamegoro. Drago mi je.
2) Mariko živi s Kamegorom u Hokkaidu.

 

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